PowerMacintosh 1400

ready for G3 upgrade

〜 PowerBook 1400を背面ポートレスの一体型デスクトップ機にする 〜

ジャンクなPowerBook 1400を2台購入して、ちゃんとしたのを1台作ったので、もっとジャンクなPB1400が1台出来てしまった。
半端なジャンクPB1400の状態は、 という程度で、外付けのハードディスクを取り付ければちゃんと起動して使えるので、何とか改造して使えるようにしようと思い試みた。
元々、2台を1台にしようとバラしている際に、PB1400の液晶部分は、反転させて後ろ向きに出来る事に気が付いたのが改造のきっかけだった。
液晶を反転させて折りたたんでそのまま垂直に立てれば、I/Oポートは下向きになり、底面が背面になるので、後ろに出っ張りが一切無くなるという利点が生まれる。
デスクトップとして考えれば、画面の下が15cmくらいあっても気にならないし、 通常なら後ろに出っ張ってしまうADBやSCSI、ACアダプターなどを接続した再のコネクター部を収納できる。
さらに、I/Oポートは片側半分にしかないため、反対側にはスペースが出来るので、スピーカーを増設出来、 これによりPB1400の貧弱なスピーカーとおさらば出来るのだ。
本体は折りたたんでしまい、外付けキーボードを使用するので、キートップが無くても構わない。どうせ使用しないので取り外した方がCPUの放熱に対して有効になる。

本来なら、内蔵ハードディスクから起動できるのでもっと薄型に出来るのだが、今回はジャンク品で構成するため、外付けのハードディスクを使用しなければならないが、 しかし、かなり出っ張ってしまうSCSIコネクタも液晶下部に収納できるし、背面に外付けハードディスクを収納してもたいして奥行は増えない。
デスクトップ機なので、多少奥行があっても背面に一切出っ張りが無いので問題無い。かえってあまり奥行が無いと倒れてしまうのでちょうどいい。

今回は、手持ちのSCSIケーブルと外付けハードディスクのコネクタ形状が合わなかったため、やむなくジャンクで\500で購入したMOドライブ(230MB)を使用し、 スピーカーには、PowerMacintosh 7100から外した物を使用した。

手順としては、
  1. 液晶を反転させる。
  2. 筐体を作る。
  3. スピーカーを取り付ける。
  4. 筐体に全てを収納する。
という感じで、改造と言うほどの物ではない。
改造と言えるのは、液晶を反転させる事だけで、 あとは、収納できる箱を作ってそこに積めこむだけなので、日曜大工といったほうがいいでしょう。

液晶を反転させるのは、とても簡単です。
液晶を取り外し、単純に反転させて取り付ければおしまいです。
その際に、ケーブルを傷付けないように注意が必要です。

正常な状態
反転させた状態

キーボードを外せば
ヒートシンクが剥き出しになる
(SPは交換したもの)
折りたたんだ状態
(SPは交換したもの)

筐体になる箱は、余っていたラワン材と安価なベニヤ板で作りました。
サイズは、 となりました。

ハードディスクとACアダプターはL型金具を使用して、ずれないようにしました。ですが、わざと多少のずれは残してあります。
あまり前後を圧迫してしまうと起動しなくなってしまう場合があるので、少し遊びを持たせてあります。

上面
(放熱のため穴を空けてあります)

出力ポート側
(抜き差しできるように空けてあります)
正面
(液晶調節用の穴とSP用の穴を空け、
ロゴステッカーを貼りました)
裏面
(ご覧のように何も有りません)
PCスロット側
(MOの電源スイッチをON/OFFするために
空けてあります)

本体内部
(L字金具でずれないようにしてあります)
裏面パネル内部
(ACアダプターは両面テープも使用しました)



本当は、コンパクトマックのような白っぽい色にしようと思ったのですが、 たまたま、リモコン立て付きティッシュ入れの製作で使った青の塗料が余っていたのでそれを使いました。
キーボードは、以前に改造した物を合わせました。

ジャンク品の寄せ集めで作ったので、メモリー16MB、MO230MB、FDD/CDD無しというとても貧弱なスペックになっていますが、
ハードディスクを使用すればいくらでも容量は増やせますし、CPUはG3カードも使えます。
PCスロットが使用できますので、LANやモデム等も使用できます。
FDD/CDDは、筐体上部を加工すれば使用できるようになるでしょう。
ただ、メモリーは最大でも64MBまでですが・・・。



ハードウェア仕様(改造当初)
CPUPowerPC 603e/117MHz(G3カードによるアップグレードに対応)
メモリ16MB
ハードディスク無し(SCSI接続の230MOドライブを利用)
FDD無し(増設可/CDDと排他利用)
CDD無し(増設可/FDDと排他利用)
LANTDK LAK-CD021BX(PCカード)
その他5cmスピーカー内蔵(モノラル)



ハードウェア仕様(現在)
CPUPowerPC 603e/117MHz(G3カードによるアップグレードに対応)
メモリ40MB
ハードディスク8.4GB(SCSI)
FDD無し(増設可/CDDと排他利用)
CDD無し(増設可/FDDと排他利用)
LANTDK LAK-CD021BX(PCカード)
その他5cmスピーカー内蔵(モノラル)

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